【広告運用インハウス化】検討に時間を費やすなら、まずはやってみるのも良いかも。

リスティング広告、ディスプレイ広告の運用を、インハウス化したい…
と思ったものの、検討事項などが結構多いものです。

検討を重ね、盤石な体制で、インハウス化をスタートするのも有意義かと思います。
しかし、検討ステージで時間を費やすなら、思い切って まずは行動してみるのも良いかもしれません

以下では、ウェブ広告のインハウス化を、試験的にスタートする方法について記載しています。

インハウス化を試験運用する方法

ウェブ広告のインハウス化をトライアルで始めるには、担当者の熱意以外に、トライアル実施の承認を得る必要があるかもしれません。
承認が不要な場合は、それこそまずは、インハウス運用を実施してみるのが良いと思います。

以下は、承認を得る際の交渉カードの一例です。

インハウス化が機能しなかった場合、元に戻せるルートを設ける

承認が必要な場合は、「インハウス化がダメだった場合に、元に戻せる」選択肢を確保しましょう。

例えば、既存の代理店さんがある場合は、「社内でインハウス化検討の潮流がある旨」などを相談してみるのが良いかと思います。
※この際は、ネガティブな理由ではなく、会社方針などの理由での相談が良いです。

既存アカウントの主導権を自社に移していただきつつ、
「インハウス運用が上手くいかなかった場合」、「担当者に万が一の事があった場合」などの場合、
広告運用を再度任せられないか、相談してみましょう。
※再委託の際は、それ以前の運用内容の責任は負わない前提で相談するのが良いです。

◎「代理店のノウハウが詰まってる!」等の理由で、アカウント主導権の受渡し自体 断れるケースもあります
まずは、相談をしてみましょう。何かしらの落としどころが見つかるかもしれません。

機能しなかった場合の軌道修正まで確保できていれば、ウェブ広告運用のインハウス化の承認が得られやすいと思います。

部分的なインハウス化を交渉する

Yahoo!広告・Google広告すべてを、いきなりインハウス運用にするよりも、Yahoo!広告だけ、Google広告だけ等切り分けて自社運用できるのであれば、その方がインハウス運用を始めやすいと思います。

部分的なインハウス化を交渉するのであれば、ディスプレイと検索広告とでアカウント構成が分かれるYahoo!広告の方が進めやすいかもしれません。

いずれにしても、既存の代理店さんとの応相談になります。
断れる場合もあるかと思いますが、これまでの関係性が良好であれば、何らかの着地点が見いだせるかもしれません。

***

検討している期間、代理店運用で引き続き、ウェブ広告の運用が進行していく事になります。
インハウス化の舵取りが早いほど、成果が出てくるのも早くなってきます。
ウェブ集客の代理店運用に満足できない場合は特に、早いスタートがお勧めです。

成果が落ちない場合は、代理店手数料(大体、広告費の20%)がかからなくなる分、ウェブチーム・会社の粗利益が増加するので、事業会社側にとってもメリットが大きいです。

メリット・デメリットを天秤にかけつつ、適正なリスクを背負う判断ができれば、スピーディに進められると思います。

インハウス化、悩んだら、まずはやってみましょう!
そして、仮にインハウス運用の結果が伴わなければ、光の速さで元に戻す。
この路線が確保できれば、インハウス化の話が進めやすいと思います。

インハウス運用を検討される方の、何か参考になれば嬉しいです。